ダイジョブ・プロジェクトでは、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)や相談援助の理論をもとにした各種講座を開催しています。 個人的な相談を経て、ニーズに合った講座をご紹介することもありますが、相談なしでどなたでも興味のある講座を受けられます。
いずれの講座も一回のみの受講が可能で、どの講座も少人数で和やかな雰囲気で進むため、気軽に参加できます。目的に合った講座を探したい場合、詳しい内容を知りたい場合は、お気軽にお問い合わせください。
ダイジョブ・プロジェクトの各種講座は、学習内容が身につく一方で、皆さんの出会いの場にもなっています。学習しながら、意見交換しながら、交流を通して自分を磨き、学び合い、育ち合う、仲間づくりの場となっています。是非一度、見学にいらしてください。
この「コミュニケーション講座高校生コース」は、全日制の生徒だけでなく、定時制や通信制の高校生も対象にしており、さらには、休学中の生徒やすでに退学してしまった人、その他の高校生相当年齢の人も対象としています。 10代の年齢を過ぎた方でも、高校生コースの内容がご自分のニーズに合っていると思われる方は、受講できます。
高校生は、気持ちが揺れ動く微妙な時期でもあり、大人は忘れてしまったようなことをあれこれ思いあぐねたり一喜一憂したりしているものです。「コミュニケーション講座高校生コース」は、講座で取り組む内容を身につけること以上に、心のリハビリや自信回復の効果が期待できます。和やかで、誰も傷つけたり傷つけられたりする心配がなく、間違ったことを言っても非難されず、個人的な発言をしっかり聞いてもらえて、温かく見守られる環境で安心して失敗できる場所、思ったことをそのまま発言することが許され、受け容れてもらえる場所が必要です。
人は、自分が受け容れられていると感じてはじめて、言いたいことを言い、間違っているかも知れないことでも発言してみる力がつくものです。そのような場所なら、発言の間違いを指摘されても、人格を否定された訳ではなく、間違いを教えてもらったと素直に受け取ることができるでしょう。
少人数グループで課題を進めるうちに、コミュニケーションが生まれ、体験的に対人スキルを身につけます。コミュニケーションが成立した相手とは信頼関係を築くことができ、自信回復につながります。このような小集団の中での成功体験が、より大きな集団の中でもチャレンジする力を生み出します。
今、家にいることが多い人も、一歩踏み出して参加してみませんか。ここでは何かを強制したり、誰かと同じようにふるまうことを求めません。むしろ、「自分らしさとは何か」をここで発見してもらいたいと願っています。ご本人の来所が難しい場合は、はじめに保護者からお話をうかがいます。私共のこれまでの経験から、お子さんがどんなタイプなのか、どんなニーズがあるのかを判断し、適切な「次の一歩」をご提案いたします。
場所 | ダイジョブ・プロジェクト講座室 |
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講座内容 | (1)進路選択ワーク (未来予想、自分を知ろう、どんな仕事があるのだろう、進学にむけて…) (2)高校生活に関するワーク (友達を作ろう、言葉で感情を伝えよう、困った時のSOS…) (3)「こんなときどうする?」ワーク(困った時の行動やストレス対処法) (4)感情表現ワーク(イラスト、文字や文章、会話、メール…) (5)「ごめんね&ありがとう」ワーク(礼儀、マナー、信頼関係、約束) (6)雑学クイズ(歴史、地理、芸術、文学、物理、芸能やスポーツ、地域…) (7)「自分を取り戻そう」ワーク(自信回復と自己理解) この他、個人に合ったプログラムを随時導入します。 (参加者と人数に合わせ、個人セッションやグループワークも実施しています。) |
スタッフ | 鈴木大介(代表)、鈴木琴乃(SSTサポーター)、ほか |